DAC更新後の感想

ES9038DAC機をPCM1.5Mupsampling、u30DDC搭載、電源トランス15VA、USB電源雑音除去 に変更更新された方(東京SS様)の感想です。

早速、音出しをしております。
更に満足のいく音質になりました。
ありがとうございます。

1番印象受けたのはDDCをu30にしたことです。
combo384 ではGUSTARD U18(iis)の明瞭感におよびませんでした。
しかしu30では同レベルに聴こえます。
何度もドライバをiisとusbに切り替えましたが違いが分かりません。
ほんの僅かですがiisのほうが距離が近く、usbのほうが背景が静か、といった感じです。
u30はdsd1024、1411k対応なのでusbを常用しようと思います。
次に印象が強いのは電源増大(電源トランス15VA化)です。
HPによると低音アップとのことですが、アップというよりは低音の輪郭が明瞭になった印象です。
低音の量感、質感のテストで使用するGigi Masinの曲RED LIGHTにて聴いた印象です。
1411k、DSD1024はアップサンプリングの効果と同様、音が濃くなる印象です。

HQplayerの場合、PCM→DSD1024リアルタイム変換時は負荷のためか音が途切れます。CUDAオフロードをオンにしてグラボRTX2060に負荷を分散しても途切れました。
ソフトウェアPCM- DSD_converter改でwavファイルをDSD1024に変換したDSDであれば再生可能でした。
foobar2000であればDSD1024リアルタイム変換でも途切れは発生せず、正常動作です。
なおusbでDSD再生時のみLRが逆になっていたため、DIPSW5をオンにする必要がありました。

最新のDACチップ

この一年程度に公表されたDACchipはAKM(AK4499)、ROHM(BD3430)があります。
ESSからもES9039と言うchipが公表されました。
AKM,ROHMのchip性能機能はES9038PROに全く及びません。
ES9039の性能はES9038PROと全く同じ、しかしPCM1.536Mを対応していません。
このような状況ですので新しいDAC機を開発する意味がありません、暫くは
ES9038PRO使用DACを継続するつもりです。
ブログ等でお知らせしていますように、性能、音質向上策を公表していますので
安心して更新されますよう期待致します。
AITはES9038PROchipの性能を最大限引き出していると考えております。


DACの追加音質改善

upsamplingによるES9038PRO使用DACの音質改善策は既にお知らせしておりますが、
電源トランスのVA値を大きくすると、低音の押し出しが良くなり迫力が増加するとの報告がありました。
アナログ回路用に用いている12Vトランスは7VA又は10VAを採用しておりますが、
当方で切替比較試聴したところ10VAが低音の出方が明らかに大きくなります。
さらに15VAトランスで行いましたが改善効果は殆ど10VAと同様でした。
理由は調査中ですが7VAトランスでも回路供給能力は十分です。
トランスはL/Rに各1個使用しています。

改造費用は概ね¥25,000程度を予定していますが、使用している電源基板によって異なります。12V用トランス(2個)を15VA又は10VAに付け替えます。
尚、PCM upsamplingと同時対応される場合は安価になります。
詳しくは問い合わせてください。


DDCの電源雑音と音質

USB DDC内部電源(3.3V)の雑音を低減すると、音質が改善します。
具体的には奥行きが出て、情報量が多くなります。

と言ってもself電源(5V)を低雑音にしても殆ど効果はありません。
内容は「技術説明」に詳しく記載しています。
USB DDC(COMBO384等)搭載している場合、興味のある方は問い合わせてください。
またPCMfs=1.4112MHz/1.536MHz upsampling更新されている方は特別価格で対応します。

1.4112Mupsampling実施後感想

upsampling更新実施された方の感想です。

・比較的小音量でも美しく聴こえる。

・音の濃淡や立ち上がり・消え入りの表現がより美しい。

・聴き逃していた微細な音(発声の摩擦音やピアノのペダルを踏んで戻る音、鍵盤の戻る音など)が今までより明瞭に聴こえる。

・低音の沈み込みが良く、より明瞭な表現になったように思う。

PCM1411kの音質とDDC

AIT ES9038DACのupsamplingした時の音質は
fsが高くなるほど滑らかさが増加し、LPF特性は広いほど(FIRf)音数が増すようです。
fs44.1k入力を705.6kと1411kにupsamplingし、LPFはFIRf/FIRsを切り替えて確認しました。

尚、fs=1411.2k/1536k直接入力はxing製u30 DDCのbistreamをiisの変換する必要がありますが、改造法が決まりました。
u30はCOMBO384とほぼ互換性がありますので改造も互換性を保つようにしています。DAC基板にisolator1CH分追加(bistreamRch)しますが配線材本数は7と変更ありません。
bistream/iisの検出はRchの信号有無で判定するようにしています。


PCM1536k対応DDC

先日xingのu30と言うDDCはPCMfs=1.4112M/1.536MHzが出力されないと記載しましたが、説明書(中文)にsp端子からbistreamで出力されるようです。
LchをiisのsdataからRchをspから出力しています。LRck,Bck周波数はfs=768kと同じになりますので設計の都合でこのようにしたのかと思います。
これをES9038PROが受信できるようにするにはiis若しくはLJ等に変換する必要があります。
検討したところFPGA設計では容易に変換可能ですが、DDCとDAC基板の配線追加改造が必要です。
希望ありましたら連絡いただければ詳しくお知らせします。
u30DDCはHQplayerと接続でき種々の変換可能です。



ES9038_DACの追加更新

先日お知らせしましたDACの更新、さらに機能性能を追加しました。

入力PCMfs=44.1kHz~768kHz迄の信号を、1.4112MHz/1.536MHz(fsin<=705.6k/768k)又は705.6kHz/768kHz(fsin<=352.8k/384k)にupsampling しDACchipに供給できるようにしました。
またPCM=>DSD1024変換用LPFを従来より広帯域にしたため音質向上が期待できます。PCM=>DSD1024はDSD(64~1024)を含むPCMfs=44.1kHz~786kHz迄の入力に有効です。
切替動作は OFF(無変換)=>OSF706k/768k=>OSF1.4M/1.5M=>PD1024 となります。

入力可能信号はPCMfs=44.1kHz/48kHz~1.4112MHz/1.536MHz、DSD=64~1024と変更ありません。

費用
 既に705.6k/768kHzで改修済の場合       +¥12,000(税込み、送料別)
   1.4112MHz/1.536MHz で改修済の場合 ¥無償(送料別)

 新規に搭載の場合               ¥55,000(税込み、送料込み)                          

 

改修後感想

ES9038 DAC改修された方の感想です。
この方はIMA SHIZUOKAと言う音楽関係サイトの主催者です。https://imaszok.sakura.ne.jp

DAC改修、ありがとうございました。 今までよりまた一段、レベルアップしました。 空間表現がすばらしく、44.1のwavにこれだけの音が入っていたとは、全く驚きです。 音楽を聴くことがより楽しくなりました。 今回改修していただいて、本当に良かったです。 これからも、技術的な挑戦に期待しおります。 ありがとうございました。