ROHM製DACchip BD34352EKVを続けて評価しました。
先日の報告はPCMのみの動作でした、性能はほどほどでしたのでDSDはどうか
評価しました。制御データは手間がかかりほぼ全ての設定が必要なので時間がかかりました。
DSD1024は動作しませんので当初DSD512で評価していました、あまりにも性能が悪い(THD=0.01%,SN=80dB程度)ので正常動作していないかと思い種々制御コマンドを変更し確認しましたが変化はありませんでした。
DSD64/128を入力したところ性能が若干良くなり(THD=0.0015%,SN=110dB)
正常動作しているようです。DSD512の性能が十分でないだけのようでした。
またDSDでは内蔵ATT動作しません(説明書に記載ありません)。またmclkも指定周波数の場合特性が出ません。
結果、BD34301EKVに変えたとしても上記現象は改善見込みがないと思われます。
ES9039PRO/AK4499EX等には全く及ばない機能、性能でした。
尚、MQAについては将来性、性能、LICENSE等に課題が多いためAITとして採用はできないと判断しています。
以下のURLを参照してください。
https://audio-renaissance.com/know-how/file-based-audio/farewell-to-mqa