2023年明けましておめでとうございます。
本年もご愛顧よろしくお願いいたします。
昨年お知らせしましたHEAD PHONE アダプターほぼ完成しましたのでお知らせします。
音質評価では、HEADPHONE専用機とほぼ同様音質で静寂感はより改善しています。
高感度のイヤフォーンでも雑音は全く感じないようです。
音量調節はDAC又はPREAMPの機能を使用しますので、その性能差が分かりやすくなります。DACの場合ES9038のデジタルボリューム調整となり、AITが指摘しているように減衰量が20dBを超えると再現bit数が減少するため「のっぺりした」音質になります。これの改善に0/-20dBのアテネ―タを採用しデジタルで減衰させる量を少なくしています。プリアンプに搭載時はこのようなことは発生しませんが実効S/N改善効果があります。
バイアス電流を多くすれば低域の再現性はより改善できます。
基板、コネクタ(4pXLR)、ゲインSWをDAC及びプリアンプのサイドパネルに取り付けるよう考えていますが、
コネクタ、SWのFRONT パネル装着及びDACには専用音量調節も検討しています。
回路構成はFULL BALANCE BTL、エミッタ抵抗無しのBIAS CTL採用、
仮想接地なので絶縁別電源であれば単電源(10V程度以上)で動作します。
ヘッドフォンアンプとして別筐体に組み込むこともできます。
性能は
S/N(A) 125dB以上(1Vrms、32Ω負荷)
THD+N 0.0007%(20Hz~20kHz)
入出力 balance入力、4pXLR出力(3pフォノ出力は未検討)
入力電圧 組込み仕様は±10V ~±12V(±5V、又は10Vも可能)
消費電流 L/R合計120mA(bias増大時は180mA)
基板サイズ 130mm×55mm
予定価格 ¥55,000(組込み標準仕様時 税抜き)